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エディット・ピアフ愛の讃歌のsokbuのレビュー・感想・評価

4.7
貧しい幼少期、父母の間を流されるように行き来させられ、大道芸人の父の横で、幼いピアフがフランス国歌を歌う。彼女の人生における闘いの始まりとも受け取れて感動した。過程環境も悪く、酒と薬で身体はボロボロ、娘を失ったり、愛する人が飛行機事故で突然帰らぬ人となってしまったり、波乱万丈の人生だったけれど、最後に「いいことも、悪いことも、私にとっては同じこと、何も後悔していない」と歌う姿には涙が出た。海岸で若い女性記者からのインタビューで、すべての人に穏やかな表情で「愛しなさい」と3回答えるところは本当に深い言葉で泣けた。
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