ガブXスカイウォーカー

主人公は僕だったのガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

主人公は僕だった(2006年製作の映画)
2.5
《あらすじ》
なぜかハロルド(ウィル・フェレル)の人生は女流小説家カレン(エマ・トンプソン)の執筆中の小説通りになってしまう(その理由説明は一切なし)。
もしこのまま小説が完成したらハロルドは死ぬことになる。ハロルドはヒルバート教授(ダスティン・ホフマン)にカレンの書きかけの原稿を読んでもらい助けを求めるが「この小説は傑作だ。だが最後に君が死なないと意味がない。君にとってはつらいだろうが。主人公は死ぬが、作品は永遠に生きる」と説かれる。
ハロルドも原稿を読み、悩んだ末にカレンに小説の完成(つまり自分の死)をお願いする。カレンはためらいながらも一度は承知するが、結局ハロルドの死なないラストに変更する。傑作小説にはならなかったけどメデタシメデタシ。


なにこれ? 人命軽視のヒルバート教授にもあきれるが、自分の命を捨てて小説の完成をカレンに頼むハロルドの言動も理解不可能。せっかくアン(マギー・ギレンホール)と言う恋人まで出来て幸せだと言うのになんで死を選択するのか? 自分の命と他人の書いた小説、どっちが大切なんだよ? 俺だったらカレンをぶっ殺してでも生き伸びる道を選ぶね!
映像も演出も役者も素晴らしいんだけど、脚本は納得いかなかったので2.5点。大好きなウィル・フェレル主演なのにすごくガッカリです。

日本語吹き替え版のウィルは定番声優の山寺宏一。文句なしの好演。