キモサベ

ブルークリスマスのキモサベのレビュー・感想・評価

ブルークリスマス(1978年製作の映画)
2.8
1978年東宝の作品 脚本は、あの倉本聰
いやぁ~、余裕(お金)あったんですねぇ、東宝さん・・・だって仲代達矢、ニューヨーク・パリ“ロケ”ですよ

世界各地でUFOや“青い血”の人間の存在が報告されます
国防庁特殊部隊の隊員沖(勝野洋)は、恋人の西田冴子(竹下景子)も“青い血”であることを知ってしまいます
そんな中、政府と国防庁は密かにその対策を実行します

と、まぁSF映画ではありますが、終始“重苦しい”空気が漂う作品で、調べると“特撮”を一切使わないSF映画という触れ込みだったようです
確かにUFOだの宇宙人だの青い血だのといった物語の“核心”部分には切り込まず、そういった人間が“いる”という事実に対し、国(世界各国)がどう対応するのかに主眼がおかれていました
今風に言えば“排除の論理”です

そういった意味では前年の「スターウォーズ」「未知との遭遇」といったSF娯楽超大作ブームとは相反する“冒険”だったと言ってもよいかもしれませんです、はい

調べると、1978年度キネマ旬報ベストテン第26位、興行成績も1億3000万円と大作の割にはあまり振るわなかったようです
キモサベ

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