Yukiko

キリクと魔女のYukikoのレビュー・感想・評価

キリクと魔女(1998年製作の映画)
4.0
2022年7月4日
『キリクと魔女』  1998年フランス制作
監督、ミッシェル・オスロ。
この監督さんの最新作は2018年制作のアニメ
『ディリリとパリの時間旅行』だ。

アフリカ。ある小さな村。
村の若い女性が、男の子を出産した。
その赤ん坊は、生まれてすぐに立ち、喋り出した。
走るのも速い。
名前をキリクと言い、しかも賢い!!
キリクは、その村が魔女カラバによって支配され、村の泉は
枯れて水が貴重なものとなり、村の男性は魔女に食べられた
と知る。
キリクは小さな赤ちゃんのはずだが、困っている村を助ける
為に、魔女に立ち向かう。


一寸法師か、金太郎か、桃太郎か?ってところ。
キリクの体はちっちゃいし、一人で魔女に挑むから、
一寸法師が近いかな。

でも、こちらキリクは仮死状態になったり、モグラのように
穴掘り堀りしたり、その活躍は、あのぉ~~、赤ん坊のはず
ですよね!?
いや、もう、異星人。異常な成長っぷり。アリエヘン事件。

「キリクは大きくない、でも勇敢だ」

赤ん坊のはずなのに、スタスタと歩き、高速で走り、
賢い振る舞いやペラペラ喋る姿。
おちりがプリっとしていて、キリク、可愛い。

そして、魔女が着ている服のカラフルで綺麗な色遣いが
素晴らしい。

話は、単に魔女狩りの話ではなくて、本当のことは、
魔女を超えたその先に、真実があるってこと。
そのストーリー展開がなかなか良かった。

音楽は、「7 Seconds」のユッスー・ンドゥールさんが
手がけているとのこと。
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