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アルマゲドンのtomひでのレビュー・感想・評価

アルマゲドン(1998年製作の映画)
3.0
午前十時の映画祭で「アルマゲドン」を鑑賞。久しぶりに観なおしたが普通のポップコーンムービーだったな。とりあえずドラマが薄い。厳しくてゴメン。この映画、過去の色んな作品を継ぎはぎして作ってる感じが否めない。危機にメンバーを集めて対処するという基本軸は古くから使われる映画王道パターン。

VFXは頑張ってる。当時観た時も隕石がビルを突き破るシーンとかパリが壊滅するシーンとかに圧倒された記憶がある。流石に20年以上前の映画なので映画後半の巨大隕石に着陸して掘削し始める当たりの弱さはとても感じる。着陸した巨大隕石の表面の適当さ、都合よくなんとなく道がある感じ、スタジオで撮ってます感…(笑) 緊迫感を高めるために後処理で画面を青く点滅させているのとかとてもイージーな感じがする。

それでもこの映画の凄い所はメガヒットさせた事、一部の映画好きには完全に無視されながらも興行収入では誰も文句が言えなくした事だと思う。松田聖子のエキストラ出演、エアロスミスの楽曲使用、娘のリブタイラー出演、各方面の色んな政治に配慮しそれらを飲み込みながら資金回収、高利益を上げた事。少なくともプロデューサーは次の作品を創る事が出来る。儲けりゃ良いのかという声も聞こえるが、映画の重要なファクトのひとつ。
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