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愛しのローズマリーのkahoのネタバレレビュー・内容・結末

愛しのローズマリー(2001年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

初対面の人間に限って美人とそうでない人が反対に見えるのか、もしくは内面の美醜が外見に反映されるのか、設定を見逃したかも。

外見にとらわれず享楽主義に流されず、人として誠実に向き合うことの美しさを学べたことは彼にとって幸福。「相手が美人に見える」という魔法を失っても、この学びは彼の中できっと揺るがない。

今作は清潔感を保つとかボディメイクするとかその程度の美醜だけを取り上げていないのが良かった。「外見は内面の一番外側」なんてよく言われるけれど、歩き方も皮膚も“普通”じゃない人は、容姿に気を遣えない内面が未熟な人か?そんなわけない。安易に容姿と内面とを結び付けることはなんて残酷なんだろう。

エンドロールのあたたかみが好き。
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