きゅうりのきゅーたろう

白い巨塔のきゅうりのきゅーたろうのレビュー・感想・評価

白い巨塔(1966年製作の映画)
3.9
国立の浪速大学医学部病院では退官する東教授の後継者争いで賑わっていた。東の教え子である財前、退官後の地位確保を狙う東の推す菊川、そして葛西の3人が選挙を争うも水面下の工作は激化する。そんな中財前は同期である里見の依頼で胃がん患者の手術を行うが…というお話。


名前だけはずっと知っててやっと見られた
人多すぎてちょいむずやけど見応えのある大作
もう少し自分が若いタイミングで見てたら義憤めいたものにかられていたであろうという印象
なぜなら真実や事実には価値は無く選挙や裁判など誰かが判断する結果だけが全ての面白みの無い世界で、それゆえに真実事実を積み上げ論理的にことを行おうとする里見が理想主義者と言われてしまうあべこべ状態に大人の汚さを感じたから

けど今となってはオーライな結果へ帰着するためには全てがクリーンである必要も無いってことを学んでしまったので、素直に里見を擁護することもできなく思う自分もいる

大河内はさすがにちょっとくらいは人間味を出せ

イントネーションは関西弁やけど、語彙が妙に標準語じみてるのはなんなんやろ
脚本は橋本忍やのに