たつなみ

七人の侍のたつなみのレビュー・感想・評価

七人の侍(1954年製作の映画)
4.0
2015年最後という事で日本映画の大作『七人の侍』を観賞。

仲間が1人ずつ集まってゆく楽しさと、村でののんびりとしたやり取りから、徐々に戦いに向かって緊張感が高まっていく。
ラストの雨中シーンはただただ泥臭い殺し合いが描かれ、迫力があった。

野武士に踏みにじられ、奪われても逞ましく生きる百姓たちと、最後に生き残った侍たちとの対比が面白い。
ちょうど両者の中間に位置している菊千代(三船敏郎)の存在感が飛び抜けて光っていた。

今だに名作として語り継がれている作品だけあって、観応えは十分。
作品の世界にどっぷりとはまって観られる。

ただ、今回207分あるオリジナル版を観賞したこともあり、ちょっと長いと感じた。
途中でいきなり画面に『休憩』の文字が現れたのはビビった!
上映当時はこんな感じだったんだなぁ…。

今年から始めたFilmarksですが、2015年は62本しかレビューを書けませんでした。
来年は100本を目標にしたいと思います。
フォローしてくださっている皆さん、来年も宜しくお願い致します m(._.)m
良いお年をお迎えください!