2019年3月21日 NHKBS放送
『七人の侍』 1954年制作
監督、黒澤明
前半：
山に囲まれた谷間にある村。
収穫の頃になると野武士がやってきて村を襲う。
毎回苦い思いをしている村人達は、長老と相談して侍を
雇って村を守ってもらうことにする。
宿場町で島田勘兵衛と出会い、勘兵衛を中心に7人の侍が
揃う。村人と共に7人の侍は谷間の村に辿り着く。
｢休憩｣と言う文字がでっかく記され、約5分間の休憩。
前半のハイライトシーンのカットが入る。
後半：
収穫の場面から。
7人の侍達はそれぞれ攻め方を考えたり、村人に攻撃方法を
教えたり、収穫を手伝いながら、｢その日｣に備える。
そしてある日、偵察に行ったところ、山の中腹に3頭の馬が
いた！
この映画を有名とは知りながらも観たことがなく、BS放送で
放映しているのを何気なく観ていて、引き込まれました。
志村喬、加藤大介、木村功、三船敏郎、千秋実……と有名な
方々が出演。
中でも三船敏郎さんが演じている菊千代は、元百姓なのに
侍ぶって短気で暴れ馬っぽい。可笑しくて笑いを誘う役。
若武者のロマンスもちょっぴりあって、3時間27分の長丁場
だけど飽きさせない。
白黒映画でも、映像はきれい。
役者さん達、皆、素晴らしい演技！
守るだけじゃ駄目、相手の村に行って攻撃するって、それは
もう、今度は此方が野武士になってしまってるようなもの。
それをきっかけに相手が村を攻めてきた。
雨の合戦シーン、雨をより激しく見せるために雨の中に墨汁を
混ぜたとか。
火事のシーンも見応えあり！
やってやられてぐちゃぐちゃで……
でも、その後、平和。
｢今度も負け戦だったな。勝ったのは百姓たちだ｣と呟く勘兵衛。
