どーもキューブ

ベスト・キッドのどーもキューブのネタバレレビュー・内容・結末

ベスト・キッド(2010年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

ジャッキー、ウィル親子のカラテキッド



 2011年5月21日 16時31分レビュー。

 

提供ソニーピクチャー。製作ウィルスミス他、中国、アメリカ作品。脚本元ネタ執筆「ベストキット」のロバートマークケイメン、クリストファーマフィー。監督ハロルドズワルト。

ブラットバック俳優の一員八十年代を駆け抜けた俳優ラルフマッチオ主演。

アメリカにおけるちょっとヘンテコカラテロッキー物語で大ヒット「ベストキット」。
シリーズ四作製作。


妙な東洋人ノリユキパットモリタさんからカラテを教えてもらい、気弱なラルフマッチオが立ち上がる王道物語。

そのリメイク作、なんとその東洋人役に地球的スター、ジャッキーチェン主演!  

ハードル、期待ともメガ上がりまくり!しかし蓋をあけると上映【吹き替え】のみの配給。

アンチ吹き替えの自分は、かたくな劇場鑑賞拒否、俳優の生声が聞きたいそれだけの理由。

という理由から、やっとこさのDVD鑑賞となりました。





設定は、舞台中国。主演が、ウィルスミス息子、ジェイデンスミス。

ん?ウィル主演「幸せのちから」のあのアフロの自分の息子主演かぁ(溜め息、心配) 

物語の基本ラインは同じ。

あと設定、風景は、いかにも中国チックで改変。そしてジェイデン君のエピソードが追加という感じ。

役に合わせるんじゃなくて、ジェィデン君のダンスとかアメリカンなのりそのまんまというのが妙に鼻につきます。

というか、ウィル親子が、会議室で「ジャッキーと共演して、「ベストキッド」やっちゃいなよ!メイクマネーマネー」というノリが、みえます。

元ねた「ロッキー」監督のジョン・G・アヴィルドセン演出の素晴らしさ、気弱からガンバ空手で強くなるという「強弱」魅力が全くありません。

本作はそれを黒人風味で味付けした感じがどうも鑑賞後、元ネタを再鑑賞したくなるマイナスな感じになりました。 

私はジェディン君のキャラクター、敵の非道すぎる中国系の連中がどうも?疑問です。

そしてそれに付随するエピソード、各登場人物、長すぎる気がしました。

実際上映二時間越えが、ながーく感じました。

ジェイデン君の演技もまんま、黒人の子供みたいなノリがなんか、気に入りません。本当単純にウィルスミスの息子が演じてる風に見えるんです、キャラクターを演じてなくて。 


製作者ウィルスミスの「俺の息子は、こんな風に演じさせたいんだ」的なキャラがだめです。

あとジェイデン君の恋愛エピソードが、なんか長いです。

彼女役の中国の少女がまた、細い目でかわいいです。

ですんで、本来もつベストキットのイジメっ子をとっちめる流れが、ジェイデン、ジャッキー、恋愛エピソードをクリアーしたあとにカラテ大会まで気持ちがすっかり冷めまくり。

ラストもなんか、サクサク、すったもんだあって、もりあがりにかけた印象。

なんかなぁという感じ。

ジャッキーアドバイスが、
「集中しろ!」の一点張り(苦笑い)それは、まるでウィルスミスに言ってるみたいでした。

なんでラルフマッチオ版の気弱さからの
いつの間にかカラテ身についてましたからの、
弱々しいから次第に強い一撃的な
「ロッキー」アビルドセン監督の演出が際立って素晴らしい事に気づきなおした次第でした。

「ベストキット」シリーズは、3、4回ベストキットワン、デンデンタイコイン日本のツーとも繰り返し見てきたお気に入り作品の自分なんで、おのずとハードルが高いのは、しょーがない結果。

しかし、ジャッキーの熱い演技、ジェイデンスミスへのガチ指導。

ちょっとした合気道チックなファイトシーン必見!

ジャッキーが、指導する側にまわるというのは、とてもジャッキーファンとしては、なんとも複雑な気持ちになります。 

ジャッキーも年をとったというか、、、

(感慨にふける。「酔拳」「蛇拳」のジャッキーじゃないんだ、、≪あたりまえだろっ、月日の経過、、≫)

ジャッキーは、完全やっぱり演技力をミレニアム以降は、磨き表現しようとつとめていますね。



さて
ジャッキーファンは、やはり必見!

さて中国にてのカラテキッド、ジェイデンスミスのベストキットぶりを是非ご覧ください!

ストレスたまってるかたには、うってつけの一作ですよ!

追伸
「ベストキット2」のイン沖縄、ちょっと好きです。

昔「日曜洋画劇場」でベストキットシリーズよくみたなぁ! 
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