majizi

早春のmajiziのレビュー・感想・評価

早春(1956年製作の映画)
4.0
倦怠期の夫婦。
夫が不倫する物語。

ドロドロするわけではないので、やけにリアル…

戦争で生き延びても、サラリーマンとして働くことや夫婦の生活はどこまでも現実。

そこに可愛い女の子が慕ってきたらという
甘い香りが。

戦後の生き方はまったく別次元のお話。

だけど生きることに半ばやけっぱちな夫や全部わかってんのよ!な妻の姿には、色々と共感してしまう。

着地の仕方まで、緻密に計算されてるんだろうと思うとやっぱり小津は上手い。

いつものメンバーではないのにキャスティングが絶妙でした。
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