サラリーマン人生の悲哀、不倫と夫婦の修復。いつの時代も変わらない人間の本質・滋味が描かれていた。
折り合いの美学はまさに生活の知恵。つまらない意地を張らず、問題を小さいうちに片付ける。それは淡島千…
ただの不倫ものじゃなかった。サラリーマンの哀愁漂う映画だった。ただ、金魚嫌なやつだし、旦那はハッキリしないしで最悪だった。昭和の奥さんは泣きたくても泣けず、苦しい思いをしていたのだろう、と思った。
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50年代の蒲田、ある中流サラリーマンの家庭が、一夜の浮気をもって揺らぐ。時代柄、男女・夫婦にまつわる倫理観は「まじで?」の連続だったりするけれど、それを見て「今はマシな時代になったなあ」と思うか、…
>>続きを読む初見時は小津作品らしくないところに新鮮味を感じたものだが、久々に再見すると上映時間(144分)が異常に長く感じた。池部良とその同僚の岸惠子の、美男美女の不倫話。情交を遂げた翌朝に池部が「今日会社休め…
>>続きを読む結婚から8年を迎えて倦怠期に入っている夫婦のドラマ。
淡島千景の演技が素晴らしいです。この時代は各家庭に冷房なんてないから、窓を開けてうちわで扇いでいる訳ですが、あれだけで十分、夫婦の倦怠感が表現…
役者の美しい所作を映す角度や間が絶妙で、背中や肩からも表情が滲み出ているように感じる。当時のロールモデルであったサラリーマンに対する疑問に加え、本音と建前に満ちた日本人の国民性についても批判的に見て…
>>続きを読む松竹株式会社