このレビューはネタバレを含みます
僕のトラウマヒーロー、ガバリンのおばさんと兵隊さん
「13日の金曜日パート2」で大躍進を遂げたスティーブンマイナー監督。ウィリアムカットの傷つき作家が、いわくある屋敷に住んだらさぁ大変。そんなに怖くありません。当時「ファンゴリア」ビデオマガジン(古くてスイマセン)で特集された素晴らしい特集メイク!必見!僕の小さい頃の可愛い?兵士とおばはん。素晴らしいアナログ満載の化け物。いっぺんみたら忘れられん。
ホントに昨今のホラーのCG頼みを憂い心配するホラーファンです。アナログなSFXを断固希望しますね!ラテックスのマスクで怪物を!ディックスミス、トムサビーニ主義。復活して欲しい。
あの婆さんとハグしたいと思ったどうせ奇人な僕。理由、紫だけどやわらかそう。
以上2009年2月16日 13時50分レビュー
星4、3 カムニング、マイナー監督のその家ガバリン
再発売素晴らしい2020年。ハピネットピクチャーの再発売の中に「ガバリン」発見。
上記レビューにあるとおり、トラウマのホラーだがどこか楽しい。
初見は淀川長治解説「日曜洋画劇場」の地上波放送。面白かったし、見たことない怪物ホラーだった。あと怪物の造形が素晴らしかった。見た後、ファンゴリアマガジンのビデオやLDをみた思い出。
のち東芝ビデオでレンタルした記憶。
それから長らく見てなかった作品。
ブルーレイ注文の際、
「ガバリンツーでよろしかったですか?」に
「いや!単なる「ガバリン」でお願いします」と告げた。
「ガバリン2」は別物だし、見たことないし、みたくない。
3作連続発売なんで混同するのわかるけどと店のお姉さんに突っ込み加減で思った。
ハピネットピクチャー購入鑑賞。買ってからわりとはやめに見てみた。
原題「House」だが、邦題の「ガバリン」の方が良い。
ウィリアムカットありきの映画だった。ウィリアムカットが、悩む映画でもあった。ウィリアムカットの悩み、息子を失っていること。離婚したばかり、家を相続した、ベトナム戦争の小説を書くこと。これらが前半30分で描写。
ガバリン屋敷こと叔母の家に引っ越してから、小説執筆。家の化け物と自分の悩みに近い怪物が表れる。単なるその家のガバリンとウィリアムカットの脳内から反映されたガバリン2種類いる事が分かった。
ベトナム戦争の描写も忘れていて、完全にガバリン屋敷とはまるで違うのでびっくりした。ベンガバリンが出るきっかけとなっていた。
このベンがなかなか強くて笑えます。不死身っぽいキャラを引きずり、骨丸出しのに強いので迫力あり必見。
あとしつこく喋って迫ってくるのも笑える。結構軍人ぽい怪物だ。
デブリンこと紫ガバリン。めちゃくちゃしつこい。手が特にしぶとい。切り取られてもまだなおというのが笑える。
純正の家にまつわる化け物も出てくる。あの洗面所窓をくだる時の骸骨の化け物がサムライミの「死霊のはらわた2」や「キャプテンスーパーマーケット死霊のはらわた3」に出てくる化け物に似てた気がした。骸骨で飛ぶ鳥のような化け物。なんか逆に影響を与えたのかな。
家にまつわる物語はいつの間にかウィリアムカットの小説の話しになり、また家の怪音やおかしな現象に話が変わってくる。そして隣人のウィリアムカットの読者のお隣さんの協力を元にラストまでむかう。
ガバリンの特殊メイク含め造形の出来含めとても気味悪くかつ笑える。この笑える点は重要で、本作が2020年になっても再発売されるのも頷ける出来。
あの紫色のガバリンの顔を見てみてください(笑)あのふてぶてしさは素晴らしい。
特典映像でウィリアムカットが言ってたが撮影は大変だったようだ。だいぶお年をめしていてびっくりした。
今考えると「トワイライトゾーン」の豪華版みたいなお話しだが、特殊メイク含め素晴らしかった。
あと笑える。この笑える点が凄いし、そのポイントは、ウィリアムカットの演技がデカイという事だ。受けの演技、リアクション、小説や離婚した妻やとなりの隣人に悩む演技に笑えるのだ。
なんで「ガバリン2」チラシを見たときあまりの出来の違いの迫力のなさにびっくりした。
ラストもはたして解決したのか?いやいや全く解決してないようなラストで笑えた。全部夢だったのかもと私は解釈。薬何度も飲むシーンあたからね。
さて
カムニング・マイナー監督のガバリンの家
とっても懐かしく
久々に見れてすっきりしました!!
陳謝
14いいねありがとうございます。
再レビューになります。
2015年追記消えてしまいました。
追伸
ブルーレイ化ホラー映画シリーズ。この調子で「ソサエティ」(ブライアンユズナ)
「バッドテイスト」「怒りのヒポポタマス」「ブレインデッド」「乙女の祈り」(ピータージャクソン初期)
「カランバ」
「フロムダークサイド」(テレビシリーズ)
「食人続」シリーズ
「ブラックエマニュエル」
等々ソフト化よろしくお願い致します。