どーもキューブ

君たちはどう生きるかのどーもキューブのネタバレレビュー・内容・結末

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

きみたちは冒険してるか?成長してるか?
戦火の少年、鳥に導かれ冒険する
宮崎駿の大冒険


原作、脚本監督宮崎駿。



ようやく公開となった宮崎駿監督最新作。宣伝一切なし、プロモーションなし。

1回目は、公開してすぐの月。だが見てすぐ忘れてしまう。
2回目みなきゃ、宮崎駿 恐らくは最後の作品と思い、12月にもう1回みてきた。





 ポイント感想です。
完全には理解できないお話し。むつかしいお話しだった。だが全米大ヒットとのこと。

まず、1回目かなり寝てた事が判明、中盤所どころみたことないシーン続出。

そして宮崎駿作品の中でまあ 難解な作品 といえばムズい作品だった。


多分成長過程を描いた、いわゆるイニシエーション物だとは思う。

(イニシエーション=通過儀礼、開始)

抽象的な「オズの魔法使い」みたいな。また未見だが以前ジブリブランドで公開された「王と鳥」 を思いだした。また「バッタ君町へ行く」も関係あるのかなとも思った。


  


それでは、原作があるから原作どおりかと言われると多分違う。劇中、 主 人公が読んで感動しているシーンが描写あった。

こんな鳥と冒険する話は、原作にはない。本屋で確認してきた。

また、宮崎駿の集大成的シーンが結構あった。

あれ「トトロ」「ポニョ」「ハウル」 みたことあるシーン続出。
トトロでいえば、トトロに会う秘密のトンネルのような描写。

ポニョといえば、金魚がいっぱい、小魚いっぱい、大魚いっぱい描写とか、

ハウルのカルシファ、 千と千尋のハクのような主役を導く役とかあれっみたことあるがいっぱいいっぱいあり、集約編集したようだった。

みながら人捜しから、この世界を恵り、あなたと出会い、またおかあさん探し、から最後はブロック崩しで自分に自信がつきましたみたいな物語でした(爆)

とにかく理屈ぬきに冒険物、アクションが先走る展開は最後まで続く。最終の導入以後ずーっと世界を巡り続けていく感じだ。

傷ついた主役は、もののけ姫のアシタカといえばアシタカだ。

んで、この不格好な鳥もポイント。 モデルは、鈴木プロデューサー?とか。なんかわかるかも。

母を事故でなくした主人公が新しい母に出会い、 新しい家に行く。そこで気になる鳥出現。そこの前には謎の建物あり。果たしてみたいなお話し。

 キムタクの声優やラストの米津さんの歌も2回目はよかった。

菅田将暉も声優してたのが、全くわからなかった。

お手伝いさんの老人たちは、「崖の上のポニョ」 でも老人がいたっけ。ある意味「平成狸合戦ぽんぽこ」にもみえるんだよね。 パクさんのぽんぽこ、高畑勲のぽんぽこ。

あるところでは、船出にみえ、
あるところでは、精子と卵子が結合するところとかDNAの塩基配列なんかな?とか絶えず疑問と想像が膨れまくる展開。だが、画面の冒険、行動は 止まることない。

少年は、病気の間の夢でした、とも解釈できるし、学校休んで、近所冒険したら大冒険で強くなりましたともとれる。

宮崎駿作品のすべてを盛り込んでる感じは、確かにあって、やはり集大成的だなあともとれる。

こないだのドキュメンタリーもみてみたいなあ。

大変面白かったと同時に謎だらけの宮崎駿の渾身作です。頭がまとまらず、途惑い感じ。

だけど、みたことない作品でした。

このへんが、スタジオポノック作や新海作品とは、全く違う路線を感じます。



 さて
宮崎駿の戦火の鳥と冒険

みなさんはどうみえるでしょうか?


フィルマ版追記
81億も!いってるのね。公開7月から半年のロングラン、誰もどの監督もできない既得権益のよう。

いやあなかなかの総集編的ムズ作品でしたねぇ。だけど一切冒険はズンズン進み、時よりホワアッとか、うへっとする瞬間があり、ラストいつの間にか終わるような感じ。鑑賞後はなんともいえない気持ちになる宮崎駿体感でしたねぇ。

これを何年かけたわからんけど、凄いっすね。

あ~メイキングみたい。
NHKのメイキングが変わらず凄いみたいっす。 もう劇場映画はないよなあ、美術館短編ならありそうだけど。
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