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ゴールデンボーイのchinsukoのレビュー・感想・評価

ゴールデンボーイ(1998年製作の映画)
3.4
元ナチ爺さんと成績優秀な少年の、普通じゃない交流

スティーヴン・キング原作であり、ブライアン・シンガー監督の初期作でもある本作、面白く拝見しました。

主人公のトッドは授業でホロコーストを学び興味を持ち、文献を調べるうちに元ナチのアーサーを見かけ、半ば強引に家に押しかけ当時の話を聞こうとする。正体をバラすと脅されたアーサーは当時の悲惨な出来事を語りだす。

アーサー爺さんは元ナチではあったが人畜無害な存在で、トッドの強引さの方に狂気を感じてしまいます。
トッドに乗せられ渋々ナチの衣装を着せられたアーサーは次第に当時の記憶が蘇ったかのように見えました。

そしてアーサーはある事件を起こします。これが切っ掛けでトッドとの交流は途絶え、ドラマは行き付く所へ向かいます。

原作は読んで無いのですが、最後の迎え方は原作と違うようで、もうちょっと捻りがあっても良かった様に思えました。
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