先日観た「手紙は憶えている」はクリストファー・プラマーでした。こちらはイアン・マッケラン。
同じくブライアン・シンガーのX-menでは、母を収容所で亡くしたユダヤ人のマグニート役でしたが、今回はナチスドイツ側。両作通じて思うのが、ドイツ人もユダヤ人も、見た目では何も変わらないってことです。
嫌な嫌〜な歴史ですよね。
本作、傲慢な高校生がそんな老人と交流することで成長する物語‥とも言えますが、得られるものが特殊。
ある意味、人として強く生きていくための経験とか覚悟を教えてくれた、とも言えますが、パンドラの箱を開けたみたいで気分は悪いです。
つまりこれが、あのとき多くの人々の心の中で起こったことなんだろうな。そんな気持ちはなくても、状況に追い詰められ、一度踏み出したらそれが自分を形作る根幹になる人もいる。恐ろしいことです。
マグニートもいたけど、液体になっちゃう大統領とか、プロフェッサーを洗脳する車椅子の男の人とかも出ていて、またX-menを観たくなりました。
