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少年は残酷な弓を射るのnewのレビュー・感想・評価

少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)
3.7
キャリアウーマンのエヴァは旅先で出会った男フランクリンと関係を持ち結婚する。
2人の間に生まれた子供ケヴィンは、フランクリンに対して懐いている様子なのに、エヴァに対しては反抗的な態度をとってばかりいた。

愛と憎悪の親子の物語。
ここまで歪んだ、親子の関係は見たことない…。
時系列がバラバラに描かれるので、断片的に物語が進んで行く為、徐々に徐々にパズルのピースが埋まって行くような感じ。
ただ明確な語りがあるわけでも無いし、説明的な描写があるわけでも無い為、鑑賞側のフィーリングに委ねられる話展開。
それでいてじわじわと恐怖を感じさせられる為、物凄く引き込まれる。
役者の演技も、この独特な物語を真に迫るものにしていると感じた。ティルダ・スウィストンのやつれた母親の表情も素晴らしいが、なんといってもエズラ・ミラーの恐怖を感じるほどの不気味で力強い表情は、彼にしか出来ない演技であるだろうと感じた。
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