よつ

わたしを離さないでのよつのネタバレレビュー・内容・結末

わたしを離さないで(2010年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

苦いラストだった。キャシーは愛を知らなければスっと何も思わず提供の通知を受けたんだろうな…。
"生への理解”というものがあることを悟って、それを成せず、死んでいくのがなんともいえず物悲しい。
でも"生への理解”を見つけられる人って極小数だし、それを思ったら施設の子供たちも、臓器提供を受ける側の人たちも、キャシーたちのオリジナルも、みんな同じように生きてるし、生きてたのにな〜と思ったり。色んなことがごちゃ混ぜになった…。

とにかくキャシーの人生が本当に物悲しくて苦しい。キャシーの10代の恋は悪い形で終わったし、唯一の希望だった延期も無かったし。
キャシーだけが貧乏くじ引かされてるように感じる。トミーと一緒に申請をしに行った時の、おばさんの「私に何かできることがあれば…」が一番胸糞悪かった。

キャシーが本当に可哀想で周りが最悪な映画だった。
よつ

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