バナバナ

わたしを離さないでのバナバナのレビュー・感想・評価

わたしを離さないで(2010年製作の映画)
3.5
原作未読だが、TBSでやっていた綾瀬はるか主演の連続ドラマは観ていた。
原作を読んだ人からは、日本のドラマは原作の世界観がより分かりやすくなっていると絶賛されていたみたいだったが、何分12話もあったからね。
この映画版はわずか105分だったのに驚いた。

日本のドラマは流石に12話あると、三人の心の動きも丁寧だったし、
作品の世界観も深く説明できていたし、アンドリュー・ガーフィールドがどうしてあっちと付き合ったのかも、三浦春馬の優柔不断ぶりを見ていたので最初から分かっていたのだが、
何の知識も世界観も知らず、いきなりこの作品を観ていたら、果たして私は感動できたのだろうか?
珍しく、日本版のドラマの内容が良すぎて、そちらの印象が未だに強く、冷静に判断できなかった。

試験管ベイビーだろうが人間には違いないのに、人間扱いされない人々が主人公。
臓器までは取られないけど、移民だとか貧しい国出身とかで下に見られてしまうのも、同じ人間だよね。
意外と無自覚に他人を差別している人は、世の中にはたくさん居るんですよね…。
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