あぱっち

地獄の謝肉祭のあぱっちのレビュー・感想・評価

地獄の謝肉祭(1980年製作の映画)
3.5
カニバリズム(食人行為)に取り憑かれたベトナム帰還兵がジョージア州を舞台に大暴れ

『キラー・フィッシュ』のアントニオ・マルゲリーティ&『サンゲリア』のジャネット・デ・ロッシという名監督&名特殊メイクアップアーティストのコンビに加え、主演は『燃えよドラゴン』のジョン・サクソン

ベトナム戦争の回想シーンは資料映像で済ませてしまう、ショットガンで腹に風穴を開ける、電動ノコギリで足を切断すると骨が見えてしまう、グルーヴィーサウンドトラック、そしてユルい銃撃戦など挙げればキリがないマカロニ要素

意味ありげな演出が伏線になる訳でもなく、テンポも緩く中弛みするものの、どうしても嫌いになれない

最も印象的だったやる気のなさを感じたポイントは、"ピントが微妙に合ってない映像が随所に登場しまくる"

万人には決してオススメしないものの、1度ハマればまさに飢えた帰還兵の如くハマるであろうマカロニの国のマカロニ映画人によるマカロニ映画好きの為の映画
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