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拳銃を売る男のshibamikeのレビュー・感想・評価

拳銃を売る男(1953年製作の映画)
3.5
住むところ、働くところ、何もかもを失った訳ありの貧乏男が、極度の空腹のために無銭飲食をしてしまう。咎めてきた女性店長を男は誤って殺してしまう。
殺人に気付いた警察が男を追跡して…。

警察は殺人犯の男を追いかけているのに、時を同じくして牛乳泥棒をした少年が「大勢の警察が自分を追いかけている!」と勘違いしたことで、殺人犯の男と少年に不思議な友情が芽生える良品。

殺人犯の男がピストルを持っていたと元々知っていたそこら辺のおっさんが、警察から「何故もっと早くそのことを言わなかったんだ!殺人が防げたかも知れないのに!」と追及された後、おっさんが「何故、彼(殺人犯)に食べ物をやらなかったんだ!殺人が防げたかも知れないのに!」と即座に言い返していたのは、とても核心をついていると思った。
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