青二歳

夫婦善哉の青二歳のネタバレレビュー・内容・結末

夫婦善哉(1955年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

森繁久彌のだめんず。説得力のあるヒモって少ない…森繁ですら何か…許せるなにかが足りない…しかし"夫婦善哉"レベルのグズグズっぷりでも見守りたいと思わせてくれるのはさすが。「頼りにしてまっせ」
淡島千景が瑞々しい。山茶花究のしっかり者にときめく。置屋の女将浪花千栄子のおカネに厳しい様がなんでか気持ちよく好ましい。

大阪船場となれば、出来の悪い息子はうまく飼いならし、商売には関わらせず番頭に切り盛りさせることで暖簾を守ってきたものですが(花街や文学美術のパトロンはだいたいこのドラ息子が担ってきた)、勘当されているということはどれだけヒドイ息子だったのだろう…
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