ダメ男で哀れな森繁を最後まで見捨てずに千景が尽くしまくるユーモアと哀愁ある作品。
大阪の話なので自由軒のカレーが何度か出てきて、このシーンしかりその時々の心情とか生活の状況が画面全体でよくあらわされ…
船場の化粧問屋の跡取り息子・維康柳吉は、妻子がありながら芸者の蝶子に入れあげ、父親から勘当される。柳吉は蝶子と駆け落ちするが、根っからのぼんぼん気質が抜けず、蝶子から小遣いをせびっては遊び呆ける毎日…
>>続きを読む昭和初めの大阪が舞台の大店の化粧問屋の勘当された若旦那の森繁久彌と芸姑の淡島千景のぐずぐずな夫婦(といっても正式では無い)のおはなし。
原作は織田作之助の有名な作品。
この森繁久彌の若旦那が、ホント…
タイトルに夫婦とあるが、これは夫婦の物語ではない。
勘当された化粧品問屋の放蕩息子・柳吉と、曽根崎新地の下級芸者・蝶子の退廃的で先の見えない愛の道行きを描いた作品だ。
とにかく柳吉は口ばかり達者だが…
「この家のもんは
机の上の埃まで全部俺のもんだ」
日本映画の名作
と聞いてたけど
どうにもハマらず。。
ただ芸者上がりの淡島千影は
とても可愛い
確かに可愛い
彼女の姿が新聞記事に
なってくシー…
昭和30年公開の映画そして舞台は昭和7年の大阪、今作る戦前が舞台のドラマに比べて設え·言葉·服装···に圧倒的なリアリティがあります、20数年前を体感できてるスタッフで作られてるせいでしょうか。また…
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