ピンフまんがん

胸に輝く星のピンフまんがんのレビュー・感想・評価

胸に輝く星(1957年製作の映画)
3.7
一見地味に見えても高級感があるような内容です。ヘンリー・フォンダにアンソニー・パーキンスの2トップというだけでも十分そそられるんですが、監督はアンソニー・マンという方で西部劇では大御所の一人。そんな西部劇の職人が撮るものでは全然風格が違いますね。動き方のタメをとる絶妙なタイミングとか、派手さはなくても現場の砂や泥などの自然の驚異がしっかりとこちらに伝わる絵の撮り方が強烈な印象で、本当に視聴者の感性を刺激してくれる内容です。西部劇って何だかんだでカラーのほうが見やすいとは思うんですが、モノクロでここまで表現できる技術もちょっと玄人の常識を超えている。地味な作品かもしれないけど、グレードは相当高いです。
お話は、西部劇においてはベタな内容です。
お医者さん歓迎パーティの矢先の主役殺害されてましたシーンはなかなかの名場面の一つになるでしょう。ただ個人的には犯人のアジトに案内するお犬さんと、それを追いかける子供の無邪気さがなにげに良かった(▼・ᴥ・▼)<コ:彡