majizi

カイロの紫のバラのmajiziのレビュー・感想・評価

カイロの紫のバラ(1985年製作の映画)
4.0
映画に愛を込めて、すべての映画を愛する人に捧げたかのような作品。

スクリーンから憧れの映画俳優が飛び出して、現実の世界と入り乱れだしてしまうというラブコメがどんなふうに着地するのかと思えば…


娼館での会話、楽器屋でのウクレレとピアノと歌のハーモニー、スクリーン内で俳優たちが揉める内容。

ウディ・アレンでなければ撮れないものと感じさせられるこのセンス。

フレッド・アステアの登場のさせ方といい、音楽も台詞も洗練されていて心地よい余韻を残します。


監督の私生活がどうあろうと、傑作は傑作。
majizi

majizi