HOHO

ダークナイト ライジングのHOHOのレビュー・感想・評価

ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)
-
どうしても受容できない点がある。
映画の内容の話ではない。原子爆弾の表現だ。

私は詳しく知っているわけではないけど、日本人が原子爆弾と聞いたら、当然広島や長崎のことを考えるだろう。爆発した瞬間だけのことではなく、その後長い長い時間、いかに人々に苦しみを与えたかということも。そして、「原子力」ということばが想起させる、原発事故のこと、福島のこと。

アメコミだ、もともとはマンガの世界だ、ということを考えればナンセンスなのかもしれない。
しかし、日本語の字幕では「核兵器」や「原子爆弾」という表現が使用されている。しかも、2011年以降の公開だ。人それぞれだと思うが、原子力の軽い扱い(そもそもなんでブルースは投資し、作ったりしちゃってるのか?)が、どうしても我慢できなかった。

このことを抜きにしても、観る人を置き去りにしていく感じが否めない展開の速さ。続々と登場する革新的すぎる技術。…残念なことに、私はついていけませんでした。
HOHO

HOHO