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誘惑のアフロディーテのmumbleboyのレビュー・感想・評価

誘惑のアフロディーテ(1995年製作の映画)
3.7
ちょっと忙しくてレビュー書くのが滞ってました。今作はだいぶ昔観たことがあって割と好きな作品だと思っていました。又観たいなと思っていましたが割と短めな作品なので丁度いいタイミングだったので観てみました。

ガガーン!全然思ってたのと違う、もしかしたら観てなかったかも知れない。。。ヒロイン役のミラ・ソルヴィノはもっと格好いい女性を演じてたイメージだったのですが、ひょっとしたらミラ・ソルヴィノ自身がTVのトークショーに出てるのを見てただけだったのかも知れません。作品自体はまあまあ面白かったですがウディ・アレン作品の中でも割と上位に入るくらいに思っていたのですが、そこまでではなかったです。割と最近(1年前くらい)まではウディ・アレンははずれ無しくらいに思っていたのですが最近観た作品ははずれとまでは言わなくてもそこまで当たりでもない方が多い感じで、ウディ・アレン作品が変わってきたのか、受け止める自分の見る目が変わってきてるのか。今作は25年以上前の作品ですが、もうすでにウディ・アレン自身の演者としての魅力が微妙に思えてしまいました。これも自分のルッキズムやエイジズムの影響かも知れませんが86年の「ハンナとその姉妹」あたりのウディ・アレンはまだちゃんとしっくり作品に馴染んでた気がします。ローマ遺跡での神話の神々らしき人々のシーンが時々出てくるのも面白かったですが若干演出が軽い感じがしました。ここはもっと重おもしくしてだんだんと軽くしていった方がより効果的だったのではとも思いました。まあそれはウディ・アレン作品特有な軽さではあると思いますが最初からこれはお芝居ですよ〜、みたいな感じでもうちょっと距離を縮められる作りだったらよかったかなと思いました。ウディ・アレン作品の中でもちょっと風変わりな一作だと思います。
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