沙那王

グリーン・デスティニーの沙那王のレビュー・感想・評価

グリーン・デスティニー(2000年製作の映画)
4.0
チャン・ツィイーの剣術は美しいし、ミシェル・ヨーの長槍の使い方が💕もぅ✨しびれるほどに美しい💕

何年も前に観たときは「竹の青さが綺麗だな~。」くらいのイメージでしたが、めちゃくちゃ失礼な感想でしたわ。

『師を越えたと気づいた時、怖くなったわ。誰もいないんだもの。導き手も、学ぶ相手も。』
自分の力を試したくて暴れまくるイェン。抱える孤独が痛々しい。
そんな彼女を導きたいリー・ムーバイと、ユー・シューリン。ムーバイが導きたい未来と、シューリンが導きたい未来は違うのだけれども。
シューリンの愛の深さに、ため息が出ちゃう。

ムーバイがプロポーズするシーン。静かで背景も美しくて、こんなところでプロポーズされちゃったら、たまんないわ♬

ローの歌う中東っぽい音楽。けっこう好きです。
お馬さんも競馬で活躍するような大きい子たちじゃなくて、どっちかっていうと木曽馬みたいなちっちゃい子。
あんな子たちがタクラマカン盆地とかゴビ砂漠とか爆走するの、本当にカッコイイ🎶
もう少し西へ行けば、爆破されちゃったけどバーミヤンの仏像遺跡群とかあるあたりかな。
ローも、振り回されっぱなしであんな結末。たまんないよね。

ただただ戦って勝敗を決めたり命のやり取りをする。そんな物騒なものでなくて、動きのある座禅?(日本語おかしいな😅)内観?瞑想?自分自身と向き合いながら術を極める。そんな武術は、やっぱり美しいな✨

ムーバイの師匠に恨みを持つ人が、なんかすごく可哀想だった。師匠のこと、愛して裏切られたんだろうな。けど命を狙いたくなった時点で『これは愛じゃない』って気がつかなきゃダメだよね。
沙那王

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