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アルプスの若大将のトシオ88のレビュー・感想・評価

アルプスの若大将(1966年製作の映画)
3.5
若大将シリーズ第七弾!青大将も赤大将も登場!1ドル360円の時代、上限500ドルしか持ち出せず、まだ年に一回しか海外旅行が許されない海外観光旅行が高嶺の花の時代にヨーロッパロケ敢行!そして加山雄三の歌声も6曲も聴ける😆
若大将人気ピークと言ってもいい頃の作品。「クレージーだよ奇想天外」の二本立てで1966年の東宝映画興収トップだったとのこと。
内容的には、相変わらずの星由里子演じる澄子さんを巡って、若大将と青大将の昭和な素敵なラブコメドラマが展開するが、今回はパンナム航空がスポンサーにつき、豪華ヨーロッパロケでの若大将の活躍が鑑賞できる😃
特に自分の大好きな60年代のローマ🇮🇹が観れるとあってワクワクして鑑賞。冒頭のアルプスを背景にした若大将の華麗なスキー⛷をたっぷり鑑賞した後、なんだかんだでいよいよローマ!こりゃ全編ローマロケ、そして最後はアルプススキーで締めかと思いきや、確かにローマのあちこちを加山雄三と星由里子がデートするけど、ほとんどの名所を009ばりに瞬殺移動🚀😨
特にトレビの泉なんかは、バロック彫刻の全体像を映さずに池だけ撮影って…フィルムなかったのかな…。若大将が宿泊しているホテルの電話コール音がキングギドラの鳴き声だったのが印象に残る😃

ヨーロッパシーンが30分ほどで終わると、その後は、浅草田能久と苗場のスキー場がメインの舞台。そして最後の全日本スキー学生選手権のシーン長すぎ!😨 
青大将を追ってくるフランス娘がイーデス・ハンソンって…どう見てもアメリカ人にしか見えないのは自分だけだろうか…。そしてボンドガール若林映子も途中出演するけど、何の役柄かよくわからなかった…。 
皇居お堀のそばを走る都電や、浅草の仁丹塔、そしてダイハツのコンパーノスパイダーとアルファロメオ・ジュリアスパイダーの日伊両国の60年代を代表するオープンカーを鑑賞できるのも眼福です🥰 昭和のいい時代を堪能できる東宝らしい娯楽作品でした🎬⛷
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