アァーーーーーー

鏡のアァーーーーーーのレビュー・感想・評価

(1974年製作の映画)
4.9
これはスゴイ!

作風と緑と茶色の色合い、部屋や鏡の描写、そして突如回想シーンの白黒の鮮やかさやスローは、個人的にタルコフスキー最高傑作の「サクリファイス」に限りなく近い。
そして子供視点からの実写戦争シーンの入れ方は「僕の村は戦場だった」を。
気球のシーンやアジア人の入れ方は「アンドレイルブリョフ」を。
水や茶色の色合いは「ストーカー」を。
アナログスクラッチは「ノスタルジア」を。

タルコフスキーとしては「惑星ソラリス」後の6作目に位置するが、
タルコフスキーの幼少期の母への想いや記憶をつづったとされるこの映画は正に彼の集大成を感じた。

ただ、話の流れはなんとなーーく摑めるが、全然理解できん!!
意味不明だけど口あんぐりになる描写の数々はゴダールの「ウィークエンド」以来のスゴさ。


そして何より、この胸を締め付ける何かは一体なんだ!?

近いうちにもう一回見直す!!
アァーーーーーー

アァーーーーーー