高瀬とうや

アリゲーターの高瀬とうやのネタバレレビュー・内容・結末

アリゲーター(1980年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

古い、古いのはしょうがないんだけどキャラの行動に違和感があったりして話に筋が通らないんじゃないかと思うところも少々。

「俺が下水道殺人事件の犯人だ」と名乗り出るサイコ野郎は出た意味あんのか?と思ったけれど、時限爆弾ならぬ時限ラジオが最後の爆破オチに使うのならまぁいいかと思ったんだけど・・・やっぱりこのシーンいらなくね?

主人公・マディソンが警察を辞めさせられ代わりに大佐が指揮を執る(そもそも殺人課の一刑事のマディソンがワニ捜索の指揮を執るのが不自然。元々の勤務地での相棒が死に、赴任してきて彼と組もうとする刑事が居ないくらい冷遇されてるのに)のだが、その大佐も街のならず者みたいな若者三人を引き連れてワニを討伐しようとか無理がありすぎる。
しかも銃はライフル一丁。

やる気あんのか。

そして、その仲の悪い大佐が死んだと聞いて爬虫類学者マリサが慰めた時に「俺の気持ちがわからないくせに」とマディソンは八つ当たりするし彼女が怒って帰ったら、その翌朝には「何が悪いのかわからないが俺が悪かった」と謝罪に向かうし。
うーん・・・。

あと、12年前にマリサが飼っていた赤ん坊ワニが「家の中がフンまみれになるから」と父親によって下水に流されたんだけど、ケースの中で飼ってるのにフンまみれになるのか?とか10㎝もないくらいの子ワニが排泄したからって怒るほどうんこまみれになるのか?とか。

解りやすい悪役のブラック企業の社長、言いなりの市長、非合法な動物実験を繰り返すクソ野郎、犬を拉致して売り渡すペットショップのハゲ親父が死んだのは良かった。
社長が車に逃げ込んだ時に「アリゲーターさん、こっちでっせ!!早く来ておくんなせぇ!!」と全視聴者は応援したかと。

道端で遊ぶクソガキが死ななかったのは残念だけど、プールで遊ぶ子供が食われたのは良し。
結婚披露宴で、パニックに陥る招待客たちも良し。
なにをどうやったのか不明だけど、下水道から這い上がってきて道路のコンクリートをぶっ壊しながら登場してきたのも良し。

しかし、執拗な主人公の薄毛いじりはダメだなぁ。
傷つくだろうがーーーーー。

(´・ω・`)

【ストーリーを忘れるであろう未来の自分用あらすじ】
トイレに流されたアリゲーターが下水道で生き延び、ブラック企業が違法投棄した実験動物を食べて異常に成長した。
単身捜査をする主人公は、企業とつるんでる市長の妨害に遭いながらもワニが下水に住み着いて人を襲っているというのを明らかにする。
ワニについて詳しい爬虫類学者(実は彼女が12年前に飼っていたワニが父親によってトイレに流された)の協力を得、多数の犠牲を出しながらも見事にワニを爆破して殺す。
一件落着と思われたが、また新たな子供ワニが下水に捨てられる。
高瀬とうや

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