ゆみモン

60歳のラブレターのゆみモンのネタバレレビュー・内容・結末

60歳のラブレター(2009年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

3組の熟年男女の物語。
その3組は、微妙に関係が絡んでいる。

定年離婚夫婦のご近所の魚屋夫婦。
その魚屋のご主人の主治医である男性医師と、彼が翻訳の仕事をサポートしている人気翻訳家の女性。
その翻訳家の家に家政婦として勤めて仲良くなるのが、はじめの定年離婚夫婦の妻。

魚屋の妻の方が脳の緊急手術をすることになる。術後の病室で妻が麻酔から覚めるのを待つ夫が、ビートルズの「ミッシェル」(二人の思い出の歌。また夫が欲しがっていたマーチンのギターを買ってしまったのが、実は妻だったというのも泣ける💧)を弾き語り続ける場面。このシーンが一番感動的だった。

定年離婚した夫婦が、夫が改心したからといってまたやり直す…というのは出来過ぎだしあり得ないのでは?と思う。が、実話に基づいているので仕方ない。事実は小説よりドラマチックということか。
確かに、定年離婚して年若い愛人のもとに行っても、そんなに上手くいく訳はないだろうが。