道人

アベンジャーズの道人のネタバレレビュー・内容・結末

アベンジャーズ(2012年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

【2012.09.01 劇場観賞(字幕)】

 「日本よ、これが映画だ。」という刺激的なコピーとともに上陸した夏休み映画、まさにアメリカンな映画でした。日本人の私でも盛り上がれるのですから、アメリカの劇場の熱狂ぶりは凄いんでしょうな。スカッとするハリウッド大作はやはり素敵ですね。

 アメコミをほとんど知らない上に、一連の“マーペル・シネマティック・ユニバース”の作品を一本も観ていない私でも、十分楽しめました。私のマーベル知識は、ほんの少し知っているX-MENと、カプコンの格ゲーで出来ていますが、ヒーローが集う展開にはやはり胸躍ります。
 格ゲーで使用していて思い入れのあるキャプテン・アメリカ。『アベンジャーズ』でもやっぱり一番好きだなぁ。70年前とのギャップがあるからか、性格からか、あか抜けない感じの私服姿も愛おしい(笑)。お笑い一歩手前のスーツも、カッコ良くアレンジされていて満足。
 ゲームといえば、チタウリ軍団の巨大魚(?)、アレを見て『ダライアス』を思い出したのは私だけだろうか…。

 キャプテン・アメリカと、ずっと昔からキャップのファンだったエージェント・コールソン(キャップを見る時の目が超キラキラしてる!)のやり取りが大好きなんだけど、キャップの「あのスーツのデザイン、さすがに古くないか」の台詞に思わず噴きそうになった。気にしてたんだ…(笑)。
 そんなキャッブに対し「だがそれがいい」と言わんばかりに、現代風にアレンジした星条旗スーツを準備するコールソンも素敵だ(笑)。コールソン、映画版のオリジナルキャラクターなんですね。人気が出てコミックスに逆輸入されたとか。

 あとはソーが良かったな。トールをアメコミ世界に召還すると、あんな感じになるんですね。キャプテン・アメリカとソーがお互いに背中を守りながら戦う展開に燃えた! あとは神すら凌駕するハルク、マジパねぇっす(笑)。ハルクって、暴走しても喋れるんですね。

 キャップ役のクリス・エヴァンスは語る。「スーパーヒーローらしい特殊なパワーを持っていない彼がアベンジャーズの一員なのはその人間性による。彼がみんなに指示を出し、アイアンマンやソーは空を飛ぶ。で、僕はというと階段を一生懸命昇る(笑)。それがキャプテン・アメリカ」キャップ最高。

 キャプテン・アメリカ役のクリス・エヴァンスって、『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』に出てたのか…。…って、あのスケボーで爆死するアクションスターの元カレか…。気づかなかった。
 ホークアイ役のジェレミー・レナーは『ハート・ロッカー』が鮮烈だったけど、今度の『ボーン・レガシー』では主演なんですね。『アベンジャーズ』上映前に予告編が流れましたが、エージェントづいてますね(笑)。
 あと、セルヴィグ博士役の人…どこかで見覚えが…と思ったが、『ドラゴン・タトゥーの女』のステラン・スカルスガルドさんだった!! …あの役も強烈なインパクトがありましたねぇ…。

 『アベンジャーズ』はパンフレットもいい出来!! 写真もふんだんに使われて、本編に負けない華やかさ。キャストやスタッフのインタビューだけでなく、アメコミ的解説も充実。アメキャラ系ライター・杉山すぴ豊さんの解説も分かりやすい。700円でこのお得感。
 で、パンフレットの情報ですが、みんな大好きな、エンド・クレジットが終わった後のオマケシーン、劇場で見られるのはアメリカと日本だけなんだそうな。ソーが輝いてましたよね、あのシーン(笑)。
 
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