岩下志麻は同じ役所に勤める川津祐介とラブラブ、結婚を考えているのだが
志麻さん家のほうは、著名な数学者である父(笠智衆)が問題、気難しい上に変わり者、母(淡島千景)に協力を頼み許しを得ようとする
彼の家のほうでも、慶長以来続く墨屋で格式の高い家らしく、祖母(北林谷栄)や姉(乙羽信子)は、変人の笠智衆を知り反対しはじめる
そうこうしているうち笠智衆のこれまでの功績が認められ文化勲章の授賞の知らせが、、、
質が高いなーって感じ、劇中のコメディも面白いし、ラストも後味よく、みなさん好演で魅力が出ていて満足度高いです
この映画昔見たのだけは何となく覚えてたんだけど、やはり中身はほとんど忘れてた
当時は岩下志麻の若さかわいらしさしか印象に残らなかったけど、見返してみると映画自体なかなかいい出来だと思う
最近東宝、松竹系の喜劇作品も見るようになって以前はあまり知らなかった出演者の方達も見慣れてきて味わいがわかるというか(例えば織田政雄とか小川虎之助、上田吉次郎とかね)
高峰三枝子の使い方もすごいなー、淡島千景とのガールズトークのワンシーンのみ！
相変わらずのおばあちゃん北林谷栄の名人芸、三木のり平の泥棒役もハマっていて良し！
そして一番はやっぱり志麻さんのかわいらしさ！若くて清楚で、って志麻さんはよく見るんだけど、こんなにキャピキャピしてる志麻さんは珍しい
大仏に長々と話しかけて願掛けする姿なんかは完全乙女！
あと奈良が舞台で関西弁を話す、出生に秘密が、あたりは『古都』を思い出しちゃいました
あの映画の志麻さんも良かったなー
