絶対にあり得ないことなのに、描き方が絶妙でとても不思議な世界に引き込まれる。
E.T.と自転車で空を飛ぶシーンは素敵な音楽と相まって感動の頂点に。
スピルバーグの恵まれない生い立ち(両親が離婚)のせいか、彼の作品では母子家庭の子が多い気がする。もしかしたら、深層心理で深い愛情を求めているのかもしれない。
しかし、本作品は、エリオットが宇宙人(?)のいる世界に行くのでなく、地球に留まることで辛い現実を受け入れ、立ち向かって行く結末になっていた。この点は克己心の表れなのかもしれない。
自らの生い立ちがここまで映画に色濃く反映されるものなのか。
