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点と線のtosyamのネタバレレビュー・内容・結末

点と線(1958年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

アマとツベで予告編をみたがマイティジャックファンならみておかなくては。南廣の若さイッパイ特撮ヒーローっぽい主演も主演だし。おやっさんな志村喬もイイ。監督も監督だし。科捜研かつ怪奇大作戦なはじまり方だし。カニとかショッカーのカニ男のしわざその犠牲者にもみえたり。加藤嘉は怪獣映画にでてくる市井の博士っぽいし。山形勲は首領っぽく幹部を粛清。鉄っちゃんの方々には堪らない鉄道ミステリーだろうし。⼀般的イメージからの。社会派ミステリーでも鉄道トリックな推理ゲームでもない。どこか刑事陣がなかよくて仮面ライダーとか特捜最前線とかのファミリーにみえる。目撃芸者はチコマコなライダーガールズだし。そこが実に筆者のこのみにあっていてやはりこの監督にこの主演である。⾳楽もジャジーでハードボイルド映画の⽅へと⼼地よくバイアスがかかっている。でよかったのが⾼峰三枝⼦のファムファタール感で。その境遇から時刻表オタクなサイコパスモンスターとなり犯⾏の計画⽴案者に⼼ならずされてしまう悲哀。どこかサンセット大通りの老女優。阿佐ヶ⾕の邸宅でのクライマックスは洋館ゴシックなシェイクスピア悲劇にもにてすばらしい⼼理的緊張感。⼼中にみせかけた犯⼈が⼼中にたおれる。⽪⾁だ。因果な怪談っぽくもある。悪魔くんの監督が清張を乱歩っぽく料理。
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