ミーハー女子大生

天使のくれた時間のミーハー女子大生のレビュー・感想・評価

天使のくれた時間(2000年製作の映画)
4.0
『もしあのとき、こうしてたら・・・』
なんてこと、よくあります。
恋人のケイト(ティア・レオーニ)と別れ、
自らの出世を選んだジャック(ニコラス・ケイジ)

その結果、地位と財産を手にし、女にも困らない。
「何が必要?」と聞かれても「全てある」と答えられる。
文字通り「満足」な人生。

そんな人生を送るジャックにある日、別れたケイトからの連絡が。
戸惑うジャック。
そこで天使が彼に手を差し伸べた。

ジャックはケイトと過ごす時間の幸せさを知る。

しかし、いざその時間を取り戻そうとすると・・・
後悔しても仕方ない。
自分が選んだ人生だから。
ここが、この作品の凄いところ。
過去を省みて、やり直して、HAPPY ENDっていうんじゃなくて、もっと深い何かがある。

人生にはいろんな選択があって、それは自分で選ばねばならない。
就職とか、結婚とか、大事な選択をする時
本当に幸せになれる道を選ぶこと
その大切さと難しさを教えてくれる作品。

で、『本当の幸せ』って何だろう??
この作品を観た人の多くは
「金持ちになることが幸せじゃない。家族を持つとか、ささやかな幸せこそが幸せだ」
というふうに思われたようです。

私は、金持ちもいいと思うんです。
幸せって決して、素朴であったり、ささやかであったりする必要はないですよね。
この作品の主人公のジャックの生活が幸せといえないのは『愛』がなかったからですよね。

『人を愛し、人に愛される』
それがあってこそ、人は幸せを感じることができるんじゃないでしょうか??

愛に溢れた時間、それが天使のくれた時間だったと思います。

ニコラス・ケイジ、やっぱり素晴らしい俳優ですね。
とにかく、素晴らしい作品でした☆

ストーリー 4
演出 4
音楽 4
印象 4
独創性 4
関心度 4
総合 4.0