『もしあのとき、こうしてたら・・・』
なんてこと、よくあります。
恋人のケイト(ティア・レオーニ)と別れ、
自らの出世を選んだジャック(ニコラス・ケイジ)
その結果、地位と財産を手にし、女にも困らない。
「何が必要?」と聞かれても「全てある」と答えられる。
文字通り「満足」な人生。
そんな人生を送るジャックにある日、別れたケイトからの連絡が。
戸惑うジャック。
そこで天使が彼に手を差し伸べた。
ジャックはケイトと過ごす時間の幸せさを知る。
しかし、いざその時間を取り戻そうとすると・・・
後悔しても仕方ない。
自分が選んだ人生だから。
ここが、この作品の凄いところ。
過去を省みて、やり直して、HAPPY ENDっていうんじゃなくて、もっと深い何かがある。
人生にはいろんな選択があって、それは自分で選ばねばならない。
就職とか、結婚とか、大事な選択をする時
本当に幸せになれる道を選ぶこと
その大切さと難しさを教えてくれる作品。
で、『本当の幸せ』って何だろう??
この作品を観た人の多くは
「金持ちになることが幸せじゃない。家族を持つとか、ささやかな幸せこそが幸せだ」
というふうに思われたようです。
私は、金持ちもいいと思うんです。
幸せって決して、素朴であったり、ささやかであったりする必要はないですよね。
この作品の主人公のジャックの生活が幸せといえないのは『愛』がなかったからですよね。
『人を愛し、人に愛される』
それがあってこそ、人は幸せを感じることができるんじゃないでしょうか??
愛に溢れた時間、それが天使のくれた時間だったと思います。
ニコラス・ケイジ、やっぱり素晴らしい俳優ですね。
とにかく、素晴らしい作品でした☆
ストーリー 4
演出 4
音楽 4
印象 4
独創性 4
関心度 4
総合 4.0