らんらん

喜劇 急行列車のらんらんのレビュー・感想・評価

喜劇 急行列車(1967年製作の映画)
3.5
長距離列車で専務車掌をしている渥美清、口やかましいところもあるが仕事はキッチリしていて人情味もある性格
ある日の長崎行きの乗務でかつての想いびと佐久間良子と再会、浮かれる渥美清は長崎の街を案内しちゃったり
佐久間良子のほうは夫江原真二郎とうまくいってないらしくお悩み中、渥美清は後日再会を期待するお手紙までもらっちゃってさらに浮かれる
だが渥美清にはちゃんと妻子があり、その手紙を発見、怪しいと睨んだ妻楠トシエは内緒で列車に乗り込んで探りを入れる、、、

監督は瀬川昌治、旅行シリーズを何本か見た後なのもあって、その雰囲気、流れといいまんまだなーと

とんでもない独り言を呟いていたら、マイクがオンでみんなに聞こえていたり
ヒロインとイチャイチャするのが夢だったり
列車内でのちょっとした事件、スリや出産なんかも見事にまんま踏襲してたのね

ってことで旅行シリーズで流れが見えちゃってるせいか個人的にはそんなに良くなかったんだけど、これがオリジナルってことを考慮してまあ及第点かなと

東映でこんな映画撮ってたんだってのと、妻子持ちの渥美清ってのが意外な感じもする

ヒロインの佐久間良子、大原麗子はやっぱり綺麗、2人ともなんかすっごく細く見えた(楠トシエのせい?w)
その2人以上に目立って魅力が出ていたのが楠トシエだと思う
この映画で初めて知りました、おばちゃんだけどかわいらしさもあって好演

この渥美清主演の東映喜劇列車シリーズは他にも2作あるみたいなので、見ていきたいです

追記
劇中列車内の客で勝新太郎と中村錦之助のそっくりさんが一瞬登場するシーンがあって、そのインパクトが印象に残ります
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