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狂い咲きサンダーロードのxoのレビュー・感想・評価

狂い咲きサンダーロード(1980年製作の映画)
1.0
青臭いとか古臭いとか以上に、すべてがダサい。
やっていることは「トレインスポッティング」とか「時計じかけのオレンジ」とかと通ずるところがあるものの、"若者の青い情熱" "青春とその終わり"みたいなものの中にも、今に通ずる普遍的なものとそうでないものとがあることがわかる。
本作は、完全に耐用年数を過ぎてしまっている。。
そもそも暴走族ってあり方が不良のそれじゃなくなっちゃったしね。「マッポ」「カタワ」とかってのもなかなかキツい。。

技術的観点からも、ケレン味というよりは単に稚拙。
チープさも含めて若さゆえの〜って肯定的に捉える向きもあるかもしれないけど、粗さが目立ちすぎる。
台詞の口の動きと音声とが合っていなかったり口が動いていないのに音声が流れたり。音楽がひっきりなしに流れ続けメリハリもなにもなかったり。楽曲それ自体は土着的なファンクネスがあって、なかなか好きなものもあったけど。。

稚拙なだけならともかく、変なカメラワークやらテロップで表現される会話だったり、意味のない虚仮威しの数々が鼻につく。

「あんたら確実に皆殺しだよ」に対して「俺たちが負けるだぁ?」って返答は明らかに変でしょ。。皆殺しって言ってんだからさ。。
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