大自然の映像美、カメラワーク、色彩、カット割り、配置、フェードからの移り変わり、テンポ、音、効果音、BGM。。
全てが高水準で緊張感を持続し展開されている。
時代性もあって、若干のB級感や低予算感を漂わせながらも、
まあ、撮影(ロケハン含む)と編集に物凄ーーい時間をかけただろうなーと思わせる内容でかなりの好印象。
ストーリー的には、ひょんな事から砂漠に迷い込んだ姉弟がオーストラリアの原住民アボリジニと出会って自給自足(?)の生活を共にするっていう、なんて事ない物語なんだけど、大自然に迷い込んだ謎なキッカケすらどうでも良くなるぐらい、生と死の無意味さ、文明と本能を語りかけてくる様な映像や編集が凄い。ありがちなキリスト教的宗教観もないし。
あと、飽きさせないで見せる1つにネーチャンがミニスカートで美しい御御足をさらけ出したまま冒険を続けている事も大きな要因の1つ、というか最終的にそこにも繋がってくし。
どういう経緯か長い間「幻」と言われた作品らしいですが、こうやって字幕付きで見れる事になってマジで正解。
最後の採掘場からの展開だけちょっと微妙。
なのでこの点数。