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夕やけ雲のtapes201のレビュー・感想・評価

夕やけ雲(1956年製作の映画)
4.0
【2020/237】木下恵介『夕やけ雲』1956。DVD。何故か、木下恵介作品がたくさん届いて鑑賞中。再見だった。貧困に負けず真摯に生きていこうとする少年を軸にしていい話にしようとしてるんですが、ふとした描写がエゲツなくて呆然。少年と友人の友情。妹との別れ。山田五十鈴をああいった役所に配置することによって、安易な感情移入を観客に許さないところも素晴らしい。アプレな久我美子は必見。劇中、東野英治郎/望月優子の口から語られる憤懣。競輪上人行上記における「貧乏ってのはな、痛いんだ」の言葉を思う。脚本は監督の妹、楠田芳子。
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