らんらん

影なき声のらんらんのレビュー・感想・評価

影なき声(1958年製作の映画)
3.2
松本清張原作
日活、モノクロ、サスペンス
出演者、南田洋子、二谷英明
金子信雄、高原駿雄、芦田伸介、宍戸錠、内藤武敏、野呂圭介、柳谷寛など

【内容】
ヒロイン(南田洋子)は電話交換手
強盗殺人が起きた家と電話が繋がり犯人と思われる声を聞いてしまう(声しかわからないので事件は迷宮入り)

それから3年
ヒロインは結婚して主婦となっていたが、夫(高原駿雄)がよからぬ仲間たちとつるみ始め、その中にかつて聞いた声の持ち主がいて、、、

・ネタバレ
声の持ち主と思われたチンピラ(宍戸錠)が何者かに殺され、夫(高原駿雄)が容疑者として捕まってしまう
ヒロインは新聞記者の友人(二谷英明)と協力して真犯人を探すのだが、明らかに怪しい芦田伸介一味にはアリバイがあった
さらには夫が取り調べの厳しさに負けて自白させられてしまう
追い込まれたヒロイン&二谷英明であるが二谷の機転で芦田伸介一味のアリバイを崩し、さらには真犯人が金子信雄であることも突き止めるとことが出来たのだ、めでたしめでたし

【感想】
まあ終盤意外な展開ではあったけどそこに行くまでがちょっと退屈だった
こんなこと言っちゃなんだけど正直誰が真犯人だろうが、何があったのかとかもあまり興味が出なかった
なんかネタバラシ後もすっきりしないし、、、なんか混み入り過ぎててわかりにくい

あとは
警察がちゃんと捜査してるんだから新聞記者ごときが素人探偵の真似事みたいなするのおかしくない?とか思ったけど
当時の警察なんて冤罪出しまくりで信用出来ないから当時ならありなのかもなー
実際劇中でも過酷な取り調べであやうく冤罪なりそうだったし、、、

・出演者メモ
南田洋子、美人な奥さん
宍戸錠、お似合いのチンピラ役
芦田伸介、イメージと違ってちょっと情けない小悪党役
らんらん

らんらん