ペイン

家族の肖像のペインのレビュー・感想・評価

家族の肖像(1974年製作の映画)
3.0
前作「ルートヴィヒ」の撮影中に病で倒れて以降、車椅子での生活を余儀無くされたヴィスコンティが、移動範囲の限られた室内劇ならばと企画が進められた本作だが、それがよくなかったのか、『夏の嵐』や『ベニスに死す』のような恍惚とする甘美さもなく、かといって『地獄に堕ちた勇者ども』のような底知れぬパワーもないので、正直かなり退屈した。

いわゆるヴィスコンティの自分語り映画でもあるので説教臭さも強い。役者陣は皆良い。
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