綾

ゴッドファーザーPART IIの綾のレビュー・感想・評価

ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)
5.0
Ⅰ と続けて Ⅱ も父と。
ほとんどの感想は纏めて Ⅰ の方に書いたのだけど、Ⅱ も凄かった。重・厚・感。(笑)
本当は Ⅲ も続けて観たかったのだけど、何しろ長いので…(笑) 長さは全く感じられないけどね。

先代ドンとマイケルの“やり方の違い”が面白かったし、相変わらず“男の世界だな”と感じた。例えば、冒頭のネバダ州議員とのやり取り後の奥様方の団欒だとか、母親への問いかけに対する Family の食い違いだとか、兄弟の命乞いをするコニーとそれに対するマイケルの行動だとか、マイケルとケイの口論の場面だとか…。挙げるとキリがないけれど。父が、このシリーズの影の主役は先代ドンの妻、つまりマイケル達兄弟の母親ではないかと言っていて、面白かった。ここには詳しく書かないけれど、本当に、いかようにも考察しがいのある、奥深い映画なんだなと。そしてそれは、きっと私が思いも寄らない奥深さなんだろうなと。また己の未熟さを痛感させられました(笑)。なんかめちゃくちゃ悔しいし、めちゃくちゃリスペクトやわ…。

若かりしビトコルレオーネを演じるロバートデニーロが、絶妙な掠れ声と受け口をしていたのが印象的(笑)。彼に限らず、みんなすげ〜よ…。アルパチーノの無言の演技にも圧巻させられました。いや本当に凄い…。

あぁ もっとこの映画を肌で理解したい。人生経験を積みながら、何度も観直したい。
そして私はほんまに甘ちゃんで未熟やなあ…(笑) 痛感させられて少し辛い…(笑)
綾