Yukiko

招かれざる客のYukikoのレビュー・感想・評価

招かれざる客(1967年製作の映画)
4.0
2022年12月15日  NHKBS放送
『招かれざる客』  1967年アメリカ制作
監督、スタンリー・クレイマー。

サンフランシスコ。
ジョアンナ(キャサリン・ホートン)は結婚を誓った
ジョン(シドニー・ポワチエ)と共に、空港から両親のいる
自宅へ向かう。
母クリスティーナ(キャサリン・ヘプバーン)は最初は
戸惑うが、娘の幸せを願い受け入れる。
父マット(スペンサー・トレイシー)は新聞社社長で、
リベラリストでありながら反対をする。
ジョンの両親も加わり、その成り行きは?


ジョアンナのあくまでも明るく、周囲を信じ切った
言葉や態度がこの映画ではいい。
21歳の若くて世間知らずなジョアンナに対して、
ジョンは30代半ばで事故で妻子を亡くし、黒人であるが
故の、現実を知っている。
輝かしい経歴も、「黒人」の偏見で見られると、無に
なってしまう。
言い方を変えれば、黒人はここまで努力しないと
いけないのか!?という点に驚き。

ジョアンナの両親役のお二人は素晴らしい演技。
話の持っていき方も自然で、父の心配もよく分かり、
結論にも納得できる。
Yukiko

Yukiko