エンディングがオープニングで、オープニングがエンディング。テレビで観たことをちょっと後悔。最後まで観た後に、一度ふりだしに戻って見なおしたい映画。
妻を殺した犯人を探す主人公は、自らも犯人のせいで頭部を負傷した短期記憶障害。記憶をすぐ忘れてしまうからメモを取る。何してたっけ?メモを取る、写真を撮る。俺何してた?
難解だけど引き込まれるストーリー。複雑なパズル、というより無数の点を線で結ぶような。
″こいつの嘘を信じるな″
何が真実で、何が嘘なのか。記録はありのままを映す。じゃあ、記憶は?
人間、誰しも記憶障害なのかもしれません。それは短期であれ、長期であれ。都合よく歪められているという点においては。