叡福寺清子

緯度0大作戦の叡福寺清子のレビュー・感想・評価

緯度0大作戦(1969年製作の映画)
3.0
最近はTVerなんて便利なものがございますから,関西ローカル番組でも全国の方がご視聴になることができまして.その関西ローカル番組の一つに『なるみ・岡村の過ぎるTV』ってのがございます.
本作緯度0大作戦はさしずめ『本多猪四郎の過ぎる映画』ってところでありましょうか.緯度0基地は理想郷すぎる基地.200歳の長命.しかも優れた医療技術があり免疫風呂に浸かれば24時間は弾丸をも跳ね返す強靭な肉体を得る.争い事は今まで一度も生じた事がなく,またダイヤモンドを始めとする貴金属には工業的価値のみを見出す.まるで地上・・・いや海底の楽園で,北朝鮮が夢見た世界がそこにはありました.なにより,女性のユニフォームがエロ過ぎ.アン・バートン医師の登場シーンには,食べかけていた肉まんを落としかけてしまいました.今でも十分通用するエロさ.公開当時はそりゃもう,話題沸騰だったことでしょう.
そのゼロ基地を敵対するマリクはヤヴァ過ぎる博士.黒い蛾(この人は妖艶過ぎる敵幹部)の脳をライオンに嬉々として移植する行為は,倫理観の欠片も持ち合わせていない.しかも情婦はクレイ人形だし,最後の無様なやられっぷりもヤヴァすぎと言えましょう.
最後といえば,救出されたロートン記者のあれやこれは意味不明過ぎました.
にしてもマッケンジーとマリクのショタ時代って想像するとニヤけてくるのは,どうしてなんでしょうね.