髙橋佑弥

戦慄の調べの髙橋佑弥のレビュー・感想・評価

戦慄の調べ(1945年製作の映画)
1.5
『危険な女』よりは幾分かマシだが、結局のところ大半の展開はパターン化した繰り返しで陳腐。印象深いのは主演男優レアード・クリーガーの強烈顔面で、むしろそれで全編"保ってる"感。特段酷い映画ではないけれど、熱狂的な絶賛を耳にしていたので些か肩透かしの感はある。とはいえ、最後の最後の最後は…ドア閉めて追手を巻いて最後まで聞き届けようとし、最終的には炎の中を弾き続けるとこは良かった。兎にも角にも火と煙の量…

ブラームの映画、今のところ見た二本──だけだが──とも、既に画面内で一度起きたことを、後から改めてわざわざ人物たちが会話で再確認/説明しなおす場面が多すぎる。演奏中の"回想"幻視演出も同様。

2020/07/01
髙橋佑弥

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