Ryosuke

激怒のRyosukeのレビュー・感想・評価

激怒(1936年製作の映画)
4.2
フィアンセのキャサリンの元へ向かう道中で、あらぬ容疑をかけられ勾留されたジョーは、街中の噂になる。デマは瞬く間に街中に流布されてしまう。

群集を狂気的に描くだけに留まらず、群衆の罪を追及する。
不特定多数の罪をどのように立証していくのか、法廷での言葉の応酬が見応えある。

「絶対に死に追いやってやる。」強い覚悟を胸に復讐に一心になるジョーと、すれ違うキャサリン。結末が気になり時間を忘れて夢中になった。
法の不完全性。網の目を抜け、癒えない傷は一体どうしてくれるのか?何が埋めてくれるのか?フリッツラング監督作品面白い。
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