nagaoKAshunPEi

アイアン・ジャイアントのnagaoKAshunPEiのレビュー・感想・評価

アイアン・ジャイアント(1999年製作の映画)
5.0
ロボット版『E.T.』
しかしE.T.を遥かに凌ぐ、感動とエモーショナル。
この作品に子どものころ出会っていたらと思うと、なんかもうやるせなくなるぐらい自分が歳を食ったなと思います。
ただ、それでもそうとう胸躍ります、この作品。

自分は兵器なのか、それともスーパーマンなのか。
自分が何者なのかもわからないジャイアントは、さも赤児のように純粋であり、かつ強力な兵器を搭載しているという究極の二面性。
そんなジャイアントが、はたまた純粋な心を持った少年ホーガースに拾われ、心を通わせていく。
この過程で、自分のロボットとしてのアイデンティティーを確立し、「自分のなりたい自分」になっていく。

心はスーパーマンでありたいのに、体は兵器であるが故の葛藤。
もう涙なしには観られません。
nagaoKAshunPEi

nagaoKAshunPEi